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院長 高田 徹

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インプラントと金属アレルギーALLERGY

銀歯は比較的金属アレルギーを起こしやすい

銀歯は比較的金属アレルギーを起こしやすい

歯科治療はインプラントにかぎらず色々な金属が使われています。

一番使われるのは保険治療の銀歯の合金で、ニッケル、コバルト、パラジウム、銀、銅など比較的アレルギーを起こしやすい物です。口腔内は金属の摩耗や唾液で金属がイオン化しやすくタンパク質と結合してアレルゲンになりえます。

インプラントはほぼアレルギーは起こりません

インプラントはほぼアレルギーは起こりません

インプラントに関してはグレード4といわれる純チタンが使われるためアレルギーが起きることはほぼありません。チタンは表面に酸化チタンの不態膜を作るので金属イオンとして溶出せず、生体親和性が高い金属です。その為人工関節やペースメーカーや骨固定スクリューなどで医療に広く使われています。

すでに皮膚や口腔内に症状があるかたは、金属アレルギーにはさまざまな金属に反応するため、金銀のような貴金属かスズや亜鉛のような非金属なのか一度皮膚科でパッチテストをして調べるとよいでしょう。そのうえでジルコニアやセラミックなどに置き換えることを検討してもいいでしょう。

金属アレルギーの心配はあまりありません

ストローマンインプラントはグレード純チタン以外にも、Roxoidというジルコニア15%チタン85%と強度が強くアレルギーにもなりにくいものがあります。

日本ではまだ認可がおりていないもので、ジルコニアインプラントという選択肢もあります。海外では使われていますが破折しやすい特徴があるのでもう少し様子をみたほうがいいでしょう。インプラント金属アレルギー症状はまれなので過度に心配しなくていいでしょう。